新人が飲み会で歓心を勝ち取る何個かの極意
新人は歓迎会やら何やらで断れない飲み会が多いこのごろです。
いやだいやだ言ってないでライフハック的に嬉しくなる(職場で可愛がられるようにする)にはどうすればいいか考えてみましょう。
1.まずその場を仕切ってる人を見切る。
その飲み会にもよるが、
その人が喋るとみんな話を聞かないといけないくらいエライ人が一人くらいいて、
その下は4〜5人くらいで喋ってるときに最も発言権のある人が何人かいるというような20人くらいの会を想定する。
そして最高権力のトップと、次点の中間管理職の動向にしっかりと注目します。
欲を言えば4〜5人の会話単位の中での序列を全て把握しておきたいです。
2、仕切ってる人の性格を見切る。
自分より下の人をイジるのが生き甲斐なのか、
自分の好きなことを喋るのが好きなのか、
年功序列的に発言権だけは増してるが寡黙で喋りたくない人なのか
を吟味する。この記事では主に喋ることが好きな人物を想定します。
これはちょっと喋ってるうちに、もしくは一緒に活動しているうちに自然と分かってくるでしょう。
ただ飲み会とは酒によって感情が増幅されやすくなっている場ということを意識しておきましょう。
つまり普段は色々我慢している人が酒の力で感情を爆発させて多弁になる例も少なくないということです。
3、自分が喋れるネタが何かあるかを判断する。
基本的には何でもいいです。
もっとも重要なのは会話の流れに即したネタであることです。
あまりに奇異でなければ本当に何でもよし。
面白ければ尚良いですが、面白くなければあなたが新人である限り、上の人の記憶に残らずスルーされるので、思いついたことは喋っていくことが肝要です。
4、喋るタイミングを測る
その会話単位の中で、重要な人たちが大体喋りたいことを喋り終わっているかを吟味します。
多くの人は、会話の中で自分が喋りたいことを喋れないことにストレスを感じるし、自分が喋りたいことを喋って周りから反応が得られると嬉しいものです。
なので自分が何か発言して、重要人物の喋りたいことを喋らせなくさせるのはだけは避けたいのです。
その簡単な判定法は、会話の間(ま)と、ループです。
間(ま)とは、発言から発言の間の時間のことですね。喋りたいことがある人はコンスタントに次から次へと喋っていきます。
そういう時期には発言の邪魔をしない程度に、表情豊かに相槌を打ちます。
そして発言の間(ま)が開いてきた、と思ったときにやっとあなたは喋る権利を与えられます。チャンスは短いので注意してください。
また、ループというのは同じ発言の繰り返しのことです。
重要人物が喋っているときは、会話単位での他のメンバーは重要人物の発言に傾聴しているため、発言の閾値が高くなっています。
そのせいもあって重要人物が10分以上喋りっぱなし、という状況もよくあります。
ただし重要人物もそこまでネタも喋りたいこともあるわけではないので、いつしか同じことの繰り返しを喋ってしまいます。
ここがチャンスです。
それは他のメンバーが喋ってもよい許可を与えられたと見做すべき瞬間です。
ここぞとばかりに面白いことや、気になっている質問をぶつけましょう。
面白ければ評価されるし、そうでなければ顔くらいは覚えてもらえるはずです。
以上が基本的に考えるべき事柄でしょうか。最も重要なのは間(ま)とループを素早く察知することですね。
最後に、ライフハック的に嬉しくなる大前提を書いておきます。
大前提 敬意を払うのを忘れない。(話を聞く姿勢、酒は進んで注ぐ、etc)
最後の会まで出席する。(例え5次会でも)
次の日にお礼
敬意を払うのは当然として、
最後の会まで出席するのはちゃんと付き合えるヤツだというアピールで、
次の日にお礼というのは宴会では記憶が定かでなくなることが多いため次の日に挨拶がてら「こういうことで盛り上がりましたねー」と自分の面白さや存在表明を暗に示すためです。
記憶を定着させなきゃ意味がないのです。
ともかく職場とは違って酒の力で親近感を持ちやすくなっていることを利用しない手はないでしょう。自分の努力閾値も、相手の障壁閾値も下がっています。
飲み会とは、歓心を買うには極めて効率的な場であろうことを認識しましょう。