選んだ結果の責任・覚悟

なんかで読んだ会話。


A「おれは小児科医になる!」
B「へー、小児科医のツライ現状を知ったうえで?」
A「大丈夫、子供好きだし」
B「へー。つまり他人の子供の世話する仕事のせいで12時回らないと帰宅できなくて子供の顔が月1しか見れなかったり、訴訟起こされて家族を裁判沙汰に巻き込んだり、過労死したりするかもしれないのに?今言ったようなリスクを覚悟した上での発言なんだね??子供は多くないけど眼科医になれば、家族との幸せな時間も取れるとかちゃんと考えたんだね???」
A「そこまで考えてなかったけど小児科医になりたいんだ!」


社会の要請として小児科医が必要という点を無視すると、Bはちょっと意地悪かもしれないが、Aは救いがたいバカ。


要するに自分の言動には責任を持ちましょうということ。

複数の選択枝を選べるような状況で、それぞれの選択枝を選んだときに未来はどうなるのか、というのを現実的に考慮しなければならない。その選択枝を選んだ時点で、選択者にはその未来に対して責任が発生する。

もちろん他の選択枝を選ぶことによって回避できたリスクによって、選択者自身しかデメリットを受けないならば問題ないわけだが、そんな状況は少ないと言える。「せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ」によってデメリットを受けるのが越前だけなら別によいんだけど。

選ぶことによって責任が発生することをまず知り、それを選ぶならば責任を取る覚悟が必要になる。上の会話の例では、小児科医になったら自分の子供に「おじさん、だれ?」と言われる覚悟を持たなければならない。そしてそう言われてもショックなんて受けちゃいけない。


もし覚悟もなく選んだら??それはもう犯罪とさえ言ってしまえる。

妊娠7ヶ月で産婦人科未受診で午前3時に買い物に出たりする38歳妊婦が、子供を死産させてしまっても文句なんて言えない。ちゃんとしてれば胎児の光溢れる人生を奪うこともなかったかもしれないし、マスコミの不当なバッシングによって病院・医者が疲弊することもなかったかもしれない。


まとめると大事なのは次の2点。
無知を恥じること
責任をとる覚悟を持つこと



書くことによって自分にプレッシャーを与える手法ですが、その効果やいかに?